- アメリカではじめての確定申告。いつまでに、何を、どこに、出せばいいの?
- 自分でやらないとダメ?安くて簡単な方法があったら知りたい。
- どのオンラインソフトウェアがいいのかな?
今日はこんな悩みを解消します。
先日、このようなツイートをしました。
アメリカ在住の皆さん
— くろますお@アメリカとの2拠点FIREをめざす駐在員 (@masuo_black) February 1, 2021
そろそろ2020年のTax Returnの準備始めないとですね!
本日1/31までに各種Formがお手元に届くはずなので、届いてない方はそれぞれの発行先に問い合わせましょう!
W-2:会社から
1099-INT/R:金融機関から
1098-T:教育機関から
etc.
税金を制する者は蓄財レースを制します!
TOEIC400点の私も、アメリカで5年間、自ら確定申告(Tax Return)をし、一丁前にツイートしているので、皆さんも大丈夫!
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アメリカの確定申告
- 対象者:2020年1/1~12/31に、アメリカで所得のあった人
- 申告期限:原則として毎年4/15。2021年4/15が期限
- 納税申告書(Form1040)の作成を自ら行わなければならない
- 税務署(IRS)へ提出
- 連邦税(Federal Tax。国税)だけでなく、州税(State tax。地方税)も作成がいる
提出すべきメインの申告書は1040(Ten Forty)。
しかし、賃貸収入やフリーランスとしての副業収入もあると、その他の申告書(Schdule 1・2etc)も作成する必要があります。
聞くだけで、かなりめんどくさいですよね。。。
でも、申告忘れは、場合によっては、ペナルティーの対象になります。
面倒くさくてもきちんと出しましょう。
申告書を作る3つの方法
オンラインソフトウェアで作成
私の経験上、これが最もコスパのいい方法です。
数字を入力するだけで自動で作成されるので超簡単。
詳細は次の章で説明します。
- メリット:あまり時間かからないし、ほぼ確実
- デメリット:自力で作成するよりはお金かかる。慣れていないと書類の不備があるかも。
- 向いてる人:お金と時間を節約したい人。
会計士を雇って作成
プロに依頼するので、確実性という意味では最強。
- メリット:時間がかからず、超確実。
- デメリット:コスト高
- 向いている人:節約よりも確実性を取る人。
実は、私も最初の1年はこれでした。
最もベーシックなプランで200ドルくらいだったと思います。
しかし節約のため、2年目以降はソフトウェアを使ってますが、全く問題なし。
自力で作成
十分な知識があれば、ご自身でどうぞ。
- メリット:コスト安
- デメリット:知識がないとほぼ不可能
- 向いている人:確定申告の知識がある人。
この記事を読んでいる方で、これを選択できる方は皆無と思いますが。。。
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オンラインソフトウェア4選
どれを選んでも問題ない4つを厳選しました。
- Turbotax
→画面の見やすさ、使いやすさがベスト - TaxAct
→困ったときの対面サービス価格が最も安い - FreeTaxUSA
→シンプルに2つのバージョンから選択するだけ - TaxSlayer
→税に関する知識があるならコスパ最強
簡単な比較表はこちらから。
ソフト | Turbotax | TaxAct | FreeTaxUSA | TaxSlayer |
---|---|---|---|---|
ポイント | 業界最大手 | フルサポート+最安 | シンプルな選択肢 | 税金の基礎知識があれば最安 |
Free$ 連邦税 州税 | 0$ 0$ | 0$ 4.95$ | 0$ 12.95$ | 0$ 0$ |
DELUX$ | 49.99$ 36.99$ | 24.95$ 44.95$ | 6.99$ 12.95$ | 17$ 32$ |
PREMIUM$ | 69.99$ 36.99$ | 34.95$ 44.95$ | なし | 37$ 32$ |
Self-employed$ | 109.99$ 36.99$ | 64.95$ 44.95$ | なし | 47$ 32$ |
専門家ライブサポート | あり | あり | なし | なし |
申告書を作る | スタート | スタート | スタート | スタート |
それぞれ詳しく見てみましょう。
業界最大手【Turbotax】
- 毎年3000万人以上のアメリカ人が使用する安心感
- Q&A形式で順を追って申告書を作成してくれる
- チャットのようなインターフェイスで見やすさ抜群
- 完全に初心者で確実を求める人
- 困った時にビデオチャットで専門家のサポートを得たい人
Turbotaxの特徴はなんといっても、使いやすさ。
順を追って質問に答えていくだけで、気づいたら申告書が完成しています笑
また追加料金を払えば、出来上がった申告書をプロに見てもらえるライブチャットサービスもあります。
その反面、価格が他社と比べると高いというデメリットもあります。
価格体系はこんな感じ。
種類 | 価格 | 内容 |
---|---|---|
Free 連邦税 州税 |
|
|
Live Basic |
|
|
Deluxe |
|
|
Premier |
|
|
Self-employed |
|
|
『とりあえず、最大手ブランド力の安心感にゆだねたい』
という初心者の方におすすめです。
【Turbotax】の登録はこちらから
価格で選ぶなら【TaxAct】
- Turbotaxと同様の内容をより安い価格で提供
- 無駄のないシンプルなインターフェイス
- 自分の画面を共有しながらプロのアドバイスを受けられる
- とにかく価格にこだわりたい人
- 自分の画面を見てもらいながらアドバイスを受けたい人
TaxActの特徴は、とにかく価格に徹底的にこだわっているところ。
ホームページ上でも、最大手Turbotaxにバチバチに対抗しています。
また、Xpert Helpというライブチャットサービスも充実。
分からないことがあれば、自分の画面を見せながら、プロから指摘を受けることもできます。
『気づかずに申告漏れがあった。。。』なんていうミスが減らせます。
一方で、Free版であっても最低でも州税4.95$がかかってしまうというデメリットもあります。
価格体系はこんな感じ
種類 | 価格 | 内容 |
---|---|---|
Free 連邦税 州税 |
|
|
Deluxe |
|
|
Premier |
|
|
Self-employed |
|
|
『とにかく節約したい』
という初心者~中級者におすすめです。
【TaxAct】の登録はこちらから。
シンプルなプラン選択を望むなら【FreeTaxUSA】
- 他社と異なり、Free版かDeluxe版の2つから選択すればよいシンプルさ
- Free版もDeluxe版も基本パッケージは同じ
- Deluxe版では迅速なチャット対応が可能
- シンプルに2択から選択したい人
- 電話サポートやライブチャットサポートをあまり必要とせずコスト重視の人
FreeTaxUSAの特徴は、2つのバージョンしかないところ。
FreeもDeluxeも提供するサービスは同じ。
Deluxe版にはライブチャットサポートが付いているという点が両者の違い。
つまり、無駄を徹底的に省いたサービス設計で、低価格に貢献しています。
一方で、他社に見られるプロからのアドバイスのようなサービスは提供していません。
価格体系はこんな感じ
種類 | 価格 | 内容 |
---|---|---|
Free 連邦税 州税 |
|
|
Deluxe |
|
|
『シンプルにAorBで選びたい』
という初心者~中級者におすすめです。
税の知識に自信があるなら【TaxSlayer】
- 税について知識があれば、業界最安価格で申告書が作成可
- 他社は収入の種類によって価格設定しているが、TaxSlayerはサポートのレベルに応じて価格設定
- つまり、フリーランサーであっても業界最安値での作成が可能
- 過去に確定申告の経験があり、おおよその申告フローが理解できている人
- 税についての知識がある程度あり、申告書作成を節約したい人
TaxSlayerのサービスは他社と比べてユニークです。
他社は、申告者の収入の種類によって価格が決まっています。
例えば、給与だけの所得の人はFree版、賃貸収入がある人はPremier版という感じですね。
一方で、TaxSlayerはサービスの内容で価格が決まります。
例えば、Premier版を買うと、電話のアクセスが優先されたり、プロのアドバイスを無制限に受けられたりします。
逆にいうと、自ら完結でき、アドバイスが不要という人は、最安価格のプランで申告書が作成できてしまうのです。
デメリットは、画面を共有しながらのチャットサービスがないところ。
価格体系はこんな感じ
種類 | 価格 | 内容 |
---|---|---|
Simply Free 連邦税 州税 |
|
|
Classic |
|
|
Premier |
|
|
Self-employed |
|
|
『税に関する知識はあるので、申告書の作成だけ自動化したい』
という中級~上級者にオススメ
【TaxSlayer】の登録はこちらから。
まとめ
- アメリカで所得のある人は全員Tax Returnが必要
- ①ソフトウェアで作成②プロに依頼して作成③自分で作成の3つの方法がある
- コスパの観点からソフトウェアがおすすめ
- 代表的ソフトウェア4社の徹底比較
どのソフトウェアも、最後に課金される仕組みになっています。
自分で触ってみて、一番使いやすいものを使ってみることをオススメ。
ちなみに私はサービスと価格のバランスがいいTaxActを使ってます。
確定申告はめんどうですが、不提出は脱税にもつながりかねないので、くれぐれも放置はしないことをおすすめします。。。
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※あくまでも筆者の主観に基づいた記事です。不明な点は会計士・税理士に相談することをオススメします。
※記載価格は執筆当時。期間によってはプロモーション価格がありますので、公式サイトでご確認ください。