どうもくろますおです。
アメリカ駐在中の家をどうやって選べばいいの?
今日はこんな悩みを解決していきたいと思います。
そもそも駐在員はFIRE・セミリタイアを目指すうえで非常に恵まれたポジションにいます。
それはなぜか?
住居費が一切かからないから。
人生の3大支出と言えば、1)住居費、2)保険、3)車と言われますが、最も高額な住居の固定費が一切ないというのは、資産形成の上で加速度的なメリットをもたらします。
本来は家賃に支払うべきだったお金を、そっくりそのまま投資に使えるのは非常に大きい。
かくいう私も、毎月3,000ドル=年間約400万円相当もの家賃を会社が支払ってくれています。
本当にありがたい!!!!!!!!!!!!!
このように、資産形成の上ではただでさえ恵まれている駐在員ですが、住む家も戦略的に選べば、より早く自由な生活にたどりつけます。
ということで今回の記事では、FIREに近づく家の選び方を紹介したいと思います。
今回の記事を読むとわかること。
- アメリカの住環境
- 固定費を減らす家の選び方
- 自分を高める家の選び方
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アメリカの住環境
複数都市で生活した私の見解は以下2点。
広大な土地に起因する車社会
車がなければ何もできない。
これがアメリカ生活の特徴です。
日本の25倍もの国土を誇るアメリカは、とにかくだだっ広くて、建物と建物の間にスペースありすぎ。
学校へ行くにも、オフィスに行くにも、買い物に行くにも、とにかく車がないと生活が始まらないというのが、ほとんどの地域に共通して言えることだと思います。
つまり、一家に一台ではなく、一人一台というのが普通です。
駐在員の場合、社用車が一家に一台割り当てられていることもあると思います。これは100%会社負担なので、ありがたく使用させてもらいましょう。
問題は、配偶者の車ですね。
日中にスーパーに行ったり、場合によっては学校へ送り迎えが必要になるかもしれません。
つまり、アメリカに住む=車関連の費用が固定費として必須という構図が成り立つのです。
車を持つということは、車そのものの費用だけでなく、燃料代や駐車スペース、保険代やメンテナンスコストも加味する必要があり、ばかになりません。
以下ざっくりですが、5,000ドル/年は固定費として乗ってくる感じでしょうか。
- 車両費:1万ドル
- 登録料:初期費用500ドル。その後自動車税が+100ドル/年
- 保険料:2000ドル/年
- メンテナンス料:300ドル/年
- 駐車場代:100ドル/月
- 燃料代:50ドル/月
移民国家に起因する○○人街の存在
人種のるつぼとも呼ばれるアメリカはとにかく世界中から人が集まり、生活スペースを作っています。
どんな地域にも、中国人街(チャイナタウン)やインド人街(リトルインディア)はあります。
また、それなりに大きな街だと、日本食や日本の食材が手に入るスーパーマーケット等が集まっている日本人が多く住む地域も所々に見られます。
それでは、上記2点の特徴を念頭に入れた上で、早速具体的な家探しのポイントを解説していきます。
FIREに近づく家の選び方
固定費を減らす家の選び方
スーパーや学校から徒歩圏内の家(=15,000ドル分の節約効果)
(配偶者用の)車を持たずに、そもそもの固定費を減らす考え方。
車両費10,000ドル + 維持費5000ドル = 15,000ドル の節約
ちなみに我が家も徒歩2分でスーパーマーケットにある立地にあります。
ステイホームトレンドもあり、各スーパーマーケットも宅配サービスに力を入れており、そもそもスーパーに行く必要がないということもあるかもしれません。
特に全米最大級の売り上げ規模を誇るAlbertsonグループ傘下の各チェーンスーパーは、広大な店舗網を生かして宅配サービスを展開しており、すぐに届けてくれるのでオススメです。
主要なAlbertsons傘下のスーパー一覧とデリバリークーポンはこちらからどうぞ。
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自身は徒歩で通勤し、配偶者が日中に車を使えるようにすることで、固定費を抑える方法。
私の前の家は、オフィスから2マイルほどだったので、片道1時間弱を毎日歩いて通っていました。
歩きながら同僚に電話して仕事を前裁きしたり、アイデアを考えたり、くだらないYoutubeを聞き流したりと、毎日有意義な2時間を過ごせていた気がします。
コロナで完全在宅勤務になったので、引っ越してしまいましたが。。。
更にこれには健康維持のメリットも!
車社会アメリカで生活していると、運動不足がになりがち。
車で通勤し、オフィスでずっとデスクワークをしていると、一日の総歩数が数百歩だったということも珍しくないはず。。。
しかし、徒歩で通勤することで、運動不足の解消になります。
成人病の一種と呼ばれる糖尿病ですが、全米糖尿病学会によると、アメリカでの糖尿病患者は平均15,000ドル/年の治療費を出費しているようです。
医療費が高額なアメリカで糖尿病にはかかりたくないものです。。。
ということで、車を持たない節約と合わせると、30,000ドルの節約効果があります。
公共機関にアクセスしやすい家(=15,000ドル分の節約効果)
これも同様に車という固定費を持たない方法で、15,000ドル相当の節約。
NYのような大きな都市であれば、地下鉄やバスが十分発達していますし、LAやシカゴ等の大抵の都市部でも公共機関はあります。
我が家も目の前にバス停があり、徒歩10分で駅があるので、車が全くいりません。
問題は、ノロノロと遅いところ。
その場合は、ライドシェアを賢く組み合わせて使ってみてはどうでしょうか?
UberやLyftのようにタクシー代わりに使える配送サービスのほか、Zipcarもオススメ。
Zipcarは全米で100以上の都市で発達しているライドシェアサービス。
アプリ上で、自分の近くで今現在使用できる車が表示され、自由に運転できるサービスです。
目的地への往復にも使用できるし、乗り捨ても可能。
都市や時間帯、車種によりますが、10ドル/時間程度で乗ることができます。
これなら、固定費として車を持たずに、変動費として車を使用することもできますね。
公共料金が家賃に含まれている家(=3,000ドル分の節約効果)
電気やガス、水道代やインターネット代も、年間の支出としてみると結構しますよね?
250ドル/月 x 12か月 =3,000ドルの節約
ちなみに我が家は、水道下水代・ガス代は家賃に含まれているので、会社が払ってくれています。
例えば、Zillowなどで家を探すときに、検索オプション(Search option)に”Utility included”と入力して検索してみてください。
そうすると、Electricity included(電気代込)やGas included(ガス代込)、のような物件がヒットします。
このような物件に絞って、会社に家賃を払ってもらうのもありだと思います。
あとは大家(Landlord)や不動産エージェント(Property agent)と交渉してみるのもオススメ。
私の同僚は、『最速インターネットを毎月大家側で払ってくれたら入居するよ!』と交渉し、無事に成立。
在宅ワークがすいすい進む高速インターネット(200ドルくらい?/月)を他人に払わせています笑
自分を高める家の選び方
都市の中心部の家
自分では絶対に手が届かないと思う家をあえて選んでみるのも手です。
- NYマンハッタンの超高層マンション
- シリコンバレーの一軒家
- LAのビーチ沿いのコンドミニアム
- 等々
駐在家賃補助がなければ到底払えないレベルの家に住んでみて、一流を味わってみるのです。
この観点から物件を選ぶポイントは、ただの贅沢やいい経験だったなー、で終わらせないこと。
この生活を続けるためには自分には何が足りないのか、それを補うためには何をすべきなのか、等々を学ぶために会社に家賃を払ってもらうのです。
ちなみに私も都市部の高級住宅街に賃貸しています。
今の自分の実力では不相応であるのは十分理解していますが、逆にこれをバネにして日々のモチベーションを維持しています。
日本人が集まるエリアから離れた家
語学スキルを伸ばすためにあえて自分や家族をぬるま湯から遠ざけるというのも一つの手。
20代前半独身で渡米した私にとって、アメリカ生活の最初の方は特に酷でした。
当時は英語もろくに聞き取れず、買い物すら一苦労。
でもあえて、日本人が集まるエリアから離れたところに家を借りました。
そうすることで、英語をいち早く習得することができましたし、そのおかげで妻に出会うことができました。
おそらく日本人街に住んでいたら、日本食を毎日食べて、結局ホームシックになってすぐ帰国していた気がします。
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まとめ
今回の記事では、駐在員がアメリカで家を選ぶうえで、考慮すべき6つのポイントを解説しました。
- スーパーや学校から徒歩圏内
- オフィスから徒歩圏内
- 公共機関へのアクセスが徒歩圏内
- 公共料金が家賃に含まれている
- 都市の中心部
- 日本人街から離れたエリア
現在の私の家は、2以外をすべて満たしています。
元々オフィスの近くに住んでいましたが、コロナの影響で完全在宅勤務になったため、オフィスの近くである必要がなくなり、会社に直談判して今のところに引越しました。
そして、浮いたお金を全て資産購入の資金に充てました。
皆さんも”セミリタイアを早める”という観点から家を選んでみてはいかがでしょう?
今回記事にできなかった部分はAnchor by Spotifyでも配信中。